MyFairOlympics

フィギュア団体戦(2日目)

2022.2.6

団体戦2日目は、女子シングルのショートプログラムと男子シングルのフリープログラムが行われました。

日本勢は、まずは樋口新葉選手が登場。

素晴らしかった!!

樋口選手の売りはパワフルさだと思っていたのですが、今日は美しかったなー。 私が今迄ちゃんと見ていなかったのかもしれませんが、あんなたおやかな美しい演技が出来る人だったんですね。
音楽が鳴る直前のスタート時の表情にちょっと驚きました。4年前の落選で悔しい思いをして、それを乗り越えて五輪にやってきて、「ついに来た!」とメラメラギラギラ燃えてスタートするのかと思いきや、とても優しい表情でした。曲のイメージ(エルトン・ジョンの"Your Song"のエリー・ゴールディングによるカバー)にあわせての表情だとは思うんですが、素敵な空気を作っていました。

しかし、男子のネイサン・チェン選手と同様、女子にも驚異の選手がいます。カミラ・ワリエワ選手。
いやー、すごかった。
私はかつて、一番優れた女子選手は伊藤みどりさんだと思っていました。が、芸術性や美しさでは他の選手に劣っていました。
その後、浅田真央選手が全てを備えた歴代ナンバーワン選手と思うようになりました。オリンピックの金メダルは取れなかったけれど、美しい演技が出来てトリプル・アクセルも跳べる彼女こそが一番だと思いました。最新金メダリストのザギトワ選手は、すごいとは思いましたがトリプル・アクセルは跳べませんでしたから。
が、ワリエワ選手は、もう最強というしかないかもしれない。
「美しい演技が出来て、トリプル・アクセルも決めるオリンピック金メダリスト」、とうとう生まれちゃいそうですね……。
まだ団体戦のショートを見ただけで、こんな事を書いてしまった(汗)。



午後からは上位5ヵ国による決勝。
鍵山優真選手の登場です。

いやー、すごかった(こればっか)。
208.94点は、今季のフリー世界最高点でした(もちろん自己ベスト)。
全日本選手権の羽生選手は211.05点でしたが、あれは国内大会だから非公認らしい。
圧勝と言われたスケート・カナダ時のネイサン・チェン選手でも200.46点。
それを鑑みれば、208.94点の凄さに改めて圧倒されます。恐るべき18歳。
インタビューで「今までは緊張して、自分をだますために楽しまなきゃ、と思っていたけど。今日は心の底から楽しく過ごせました」と言っていました。乗りに乗っている今は、楽しくて仕方ないんだろうなぁ。いいなぁ。そのまま波に乗って個人戦でも活躍してくれると思います。
「鍵山選手、ひょっとしたら表彰台上がれちゃうかも?」と思ってましたが、表彰台どころか金メダルもありえるかも!?
平昌では日本人のワンツーに驚きましたが、今回はワンツースリーで表彰台日本人が独占しちゃったりして!!
ネイサン選手が4位以下なんて、なかなか想像できませんが、、、ありえなくもなかったりして???