MyFairOlympics

やりたくないけどやりたいサーフィン

私がオリンピックを好きな理由の一つとして、
「普段テレビ放送されない競技を楽しめる」
という点が挙げられます。

オリンピックに採用されさえすれば、日本人が活躍する競技なら4年に一回はテレビで楽しむ事が出来るわけです(日本人が活躍しない競技がなかなか放送されないのは残念ですが)。

というわけで、
今大会初めて正式競技としてとりあげられたサーフィンを、テレビで観る事ができました。

第一印象は、
「海がグレーじゃん……」

サーフィンといえば、「青い海、青い空」というイメージなのですが、偏見ですか?
うーん、冷静になって考えれば、青い海と青い空のあるビーチというのを見た事がないような気もする私です。
海はグレー、良くて水色に見える事が多い。父島に行った時でさえ、青いとは思わなかったなぁ。
プーケットの海はかなり青かったけれど、それでも思い描いていた青とは違った。
ハワイの海は青いのでしょうか? サンフランシスコの海は青いのでしょうか?
まぁ、関東の海は、青くないよね……。オリンピックだからって、急に青くなるわけないよね……。

しかも、華麗な波乗りってヤツをなかなかしてくれないんですけど。
いい波が来るのを待ったりしているらしい。
乗ったかな……と思ったら、すぐやめちゃったりして。

ああ、昔、結構大きな大会をテレビで見てがっかりした気がする。ビッグウェイブとはほど遠い、なんだかちっちゃな波に乗っていて、あまり楽しそうに見えなかったっけ。華麗な演技の写真を見た事はあるけれど、「あんな光景はそうそう見る事はできないんだ」と思ったっけ。サーフィンって派手なイメージを持っていたけれど、「意外に地味なんだな」と感じた事を朧げに思い出しました。

と、気を落としかけた所で……
ブラジルのフェレイラ選手の物凄いライディングを見ました。

すごかった、すごかった、すごかった!!

台風の影響で、海の色は水色ですらなかったけど、
台風の影響で、いい波だったのかもしれない。
大迫力のライディングでした。
あんな風に乗れたら気持ち良いだろうなぁ。

もし、「東京オリンピックに出場した選手、誰にでもなれるとしたら誰になる?」と尋ねられたら、私は
「あのライディングをしている時のフェレイラ選手になりたい」と答えるでしょう。
一番やってみたいスポーツがサーフィンというわけではないけれど、あのライディングだけ体験してみたい。アドレナリン出て恐さなんて吹っ飛んじゃうのかな。オラオラ状態になるのかな。
バドミントンや野球は単純にリアルに「やりたい」って思うけれど、サーフィンは激しい波を乗りこなす気分を味わいたいだけで、現実的に始めたいわけではありません。一足飛びにあの域に行けるならやりたいけれど、そこに至るまでの苦労はしたくない(爆)。

五十嵐選手も準決勝では素晴らしいライディングを見せてくれました。
でも、決勝では波に恵まれなかったみたい。とにかく決勝戦ではフェレイラ選手が凄すぎました。