MyFairOlympics

無観客開催が決定して一週間

2021.07.16

東京五輪のチケットは14セッション28枚申し込みましたがすべて抽選でハズレ、敗者復活でもハズれた私。
それでもどうしても現地観戦を諦められず、「何か策はないか」と考えていました。

そんな矢先にオリンピック・チケット販売のアルバイトを見つけました。
週に2日以上働ければOK、ただし日常英会話が出来る事が条件でした。スキルチェックがあるそうです。
私は英検2級は持っています。「日常英会話が出来る」という自覚はまったくないけれど、英検2級を「日常英会話が出来るレベル」とみなしている人は多いらしいので、とにかくチケットを手に入れたい私は情報収集目的で、無謀にもこのバイトに申し込んでしまったのでした。
説明会(オンライン)で日本語対応のみのチケット販売の仕事もある事を知り、「英語で落とされたら日本語担当(時給は下がる)でもいいから、受け入れてもらえないかなぁ」なんて思っていたら、なんとスキルチェックで受かってしまいました。
「よっしゃ! 頑張ってオンライン英会話で勉強しまくって、オリンピックに備えよう!!」という思いと、「いやいやいや、お金のやりとりでのトラブルが発生した場合、英語で乗り切れないよ」という弱気な思いが入り乱れ悩んだっけ。

が……

無観客開催が決定して、お役御免となってしまいました……。

オリンピック期間中は競技を見まくりたかったので週2日とはいえ拘束されるのは気が重かったのですが、それ以上に「生観戦したいっ!!」という思いが強かったので残念でなりません。が、こういうご時勢なので、どこかほっとしている自分もいるのでした。
実は友人が水泳の予選の抽選に当たって誘ってくれていたので、それだけは観に行く予定でしたが、その友人さえ開催反対派になってしまっていました。「オリンピック楽しみ」なんて言えるような状況ではなかったし、「観に行ったらどんな目で見られるのか?」なんて不安も感じていました。

無観客と決まった時は全身の力が抜けたような気分になりましたが、今回も『ほぼ日刊イトイ新聞』では「観たぞ!」シリーズをやってくれる事を知り、ちょっと力がよみがえってきました。

「どんな時代になっても言うよ。
 人生に、スポーツ観戦を。
 WATCHING SPORTS COLORS YOUR LIFE.」

と、
「観たぞ、東京オリンピック!」のページには書かれていました。嬉しい……

「嬉しい」といえば、大坂なおみ選手のエントリー。
「無理はしてほしくない」と思っていましたが、

「東京オリンピックは出場します。なぜなら、日本は私が生まれた国であり、大切な母国だからです。」

というコメントがニュースで紹介されるのを聞いて、涙が出そうになりました。
言わされているのではなく、本心からの言葉でありますように。

「無観客になったら出場しない」と噂されていたジョコビッチ選手も出るらしいですね。
テレビでの取り上げ方もちょっと変わってきたし、「オリンピック楽しみ!」と……言いたい。言っちゃダメかな。